KIDSROBE BRIDGE

子ども服がつなぐ
ママパパたちの架け橋マガジン

04

よしお兄さんと学ぼう!

おさがりが地球に
やさしい理由

いま、地球に何が起きているの?
【前編】

親子でファッションを楽しむこと。それは私たちの毎日を彩る大切な一コマ。でもふと考えてみると、今着ているこのお洋服は、一体どこから来て、そして着なくなった服はどこへ行くのだろう?
KIDSROBE BRIDGEでは、ファッション産業が抱えるさまざまな問題について学ぶため、今回から全3回にわたって、環境活動家の松永玲子さんを講師にお迎えします。あなたも、よしお兄さんと一緒に、地球の未来を考えてみませんか?

松永玲子

松永玲子さん

フォトグラファー
環境活動家

3歳の娘を育てながら、子どもたちの明るい未来のために、様々な環境活動に参加している。

ヤッホ〜!今日は久しぶりによしお兄さんと一緒だパオ!しかも、今日はもうひとり先生をお呼びして、ファッションや地球について学んでいくパオ。嬉しいな!みんなも一緒に勉強しようパオ〜!

ラッパオ

クローゼットに住んでいるちょっぴりシャイな服の妖精。
シャツのようなゾウのようなふしぎな姿で、みんなのお家を旅するのが大好き。
収納に着ていない服が増えると、シワシワになっていじけることも。

 ファッション産業が 
 かかえる問題って? 

よしお兄さん:

ラッパオ久しぶり!元気そうだね!

松永先生:

はじめまして!講師の松永玲子です。今日から3週連続でみんなと一緒に「おさがりが地球にやさしい理由」を学んでいくよ。よろしくね!

ラッパオ:

よろしくパオ!先生、おさがりがやさしいってことは、地球にやさしくないお洋服もあるパオ?

松永先生:

ラッパオ鋭い着眼点ね!実は、私たちが着ている洋服が生産される背景には様々な問題が起こっているの。ラッパオ・よしお兄さん、ここでクイズです。

Q.世界で生産されている洋服のうち、何%が誰も着ることがないまま廃棄されているでしょう?

よしお兄さん:

う〜ん…20%くらいかなぁ?

ラッパオ:

ラッパオは10%くらいだと思うパオ!

松永先生:

正解は、約60%!私たちは生産された洋服のうち約40%しか着ていないの。そして、私たちがもう着なくなった服のおおよそ80%は焼却・埋立て処分されているのよ。(出典:Pulse of the Fashion Industry Report 2017)

よしお兄さん&ラッパオ:

えぇ〜〜〜!!そんなに??!

よしお兄さん:

まさに、大量生産・大量廃棄の状態なんですね。キッズローブのようにリユースしたり、リサイクルされる洋服の割合はどれくらいなんですか?

松永先生:

それは、両方合わせても20%未満なんです。

ラッパオ:

せっかく作った洋服が無駄になっていて悲しいパオ…。このままじゃ地球が着なくなった洋服だらけになっちゃうパオ〜!

松永先生:

そうだよね。ファッション産業は大量生産・大量廃棄の他にもいくつか問題を抱えているの。これから①環境②人権③アニマルライツの3本柱で学びを深めていくよ。今日のVol.4は①環境についての前編をお届けします!

よしお兄さん:

先生、よろしくお願いします!



 ジーンズ1本をつくるために 
 必要なお水の量は…? 

松永先生:

“環境”と聞いて、よしお兄さんは今なにか気をつけていることありますか?

よしお兄さん:

そうですね、食べ物を残さない・なるべくゴミを減らす。この2つくらいです。

松永先生:

どちらも大切なことですよね。では、ここで2人にまたクイズです。

Q.1本のジーンズを生産するのにどれくらいの水が使われているでしょう?

よしお兄さん:

浴槽1杯分くらいでしょうか…?

ラッパオ:

じゃあラッパオは2杯分!

松永先生:

正解は7500リットルです。浴槽1杯を250リットルとすると、30杯分になります。

よしお兄さん&ラッパオ:

そんなに使っているの??!

松永先生:

そうなの。この7500リットルという数字は、私たちが1日にコップ8杯分の水を飲むとすると、10年分に値します。ファッション産業が環境に与える1つ目の問題は「水の大量消費」です。

よしお兄さん:

なぜジーンズ1本を作るのにそんなにたくさんの水が必要なんですか?

松永先生:

ジーンズの原料となる綿花(コットン)の栽培には多くの水が必要です。そして綿花(コットン)を染め、またそれを洗って…とどんどん水が消費されていきます。実は、地球全体の水の量に対して、使用できる水は0.01%程度なんですよ。

よしお兄さん:

ほんのわずかなんですね…!それなのに洋服の生産にこんなに水を使っていて大丈夫なのでしょうか?

松永先生:

大丈夫ではないんです。このままでは2050年には10人に4人が水を得られなくなる可能性があると言われています。これはNASAが撮影した衛生写真なのですが、綿花栽培の影響で世界で4番目に大きな湖が干上がってしまいました。

出典:朝日新聞

ラッパオ:

この近くに住んでいた人はどうなってしまったパオ?

松永先生:

近隣の住民は漁業で生活が成り立たなくなり、数万人規模のひとたちが住む場所を失ってしまったといわれているの。日本は水道インフラが整っているから、いつでも安全なお水が飲めるけれど、インドでは水不足や水質汚染などが原因で安全な水が手に入らない人が1億人もいるの。



 コットンやポリエステルが 
 環境に与える影響って…? 

よしお兄さん:

そんなことが起こっていたなんて…。先生、2つ目の問題は何なんでしょうか?

松永先生:

ファッション産業が環境に与える2つ目の問題は「水質汚染」です。

よしお兄さん:

1つ目と関連していそうですね。

松永先生:

その通りです。綿花(コットン)はとってもデリケートな植物で、生育の過程には殺虫剤や農薬の散布が必要です。それが土壌に流れ出て染み込み、地下水が汚染されてしまうんです。

よしお兄さん:

洋服にするためには綿花(コットン)や、他の素材も染めたりしますよね?

松永先生:

はい。染色工程などによる排水が、世界で2番目に大きな水質汚染の原因になっています。殺虫剤や農薬、そして染色によって化学物質を含んだ汚水は日々排出されています。その数は1日あたり約5000万リットルにのぼると言われています。

よしお兄さん:

綿花(コットン)って、なんとなくナチュラルなもの、環境にいいものというイメージを持っていたのですが大違いだったんですね。

松永先生:

そうですよね。私も知る前はそう思っていました。

ラッパオ:

オーガニックコットンはどうなんだパオ?

松永先生:

認証機関に認められた農地で、農薬の基準を守って栽培されたコットンのことだよ。コットン製品を購入するときはぜひオーガニックコットンを選んでね!

よしお兄さん:

ポリエステルなどの化学繊維も問題があるんですか?

松永先生:

こちらも問題なんです!マイクロファイバー(※1 )やマイクロプラスチック(※2 )って聞いたことありませんか?
(※1 マイクロプラスチック→5mm以下のプラスチック)
(※2 マイクロファイバー→8㎛(マイクロメートル)以下の化学繊維)

よしお兄さん:

詳しくは知らないのですが、あります。

松永先生:

私たちが着ているポリエステル素材の服から放出されている微小の合成繊維のことなんです。マイクロファイバーやマイクロプラスチックが人体にどんな影響を及ぼすかはまだ科学的に明らかになっていません。ですが、マイクロプラスチックは胎内からも見つかっており、科学者が胎児の健康への影響を懸念しています。

よしお兄さん:

どこかへ行けば吸わなくて済むという話ではないのですか?

松永先生:

ないんです。化学繊維から作られた衣類の洗濯によって、毎年ペットボトル500億本分ものマイクロファイバーが海に流出していて、着ているだけでその3倍量が大気に放出されていると言われています。

  • ラッパオ息できなくなっちゃうよ〜!



 お洋服をつくり続けるために 
 森林がどんどんなくなっていく! 

よしお兄さん:

水の大量消費、水の汚染と来て…もしかして、3つ目の問題は汚染された水が流れる土地はどうなるか、ということですか?

松永先生:

よしお兄さん、すごい!そうです、ファッション産業が環境に与える3つ目の問題は「コットン栽培における環境汚染」。先ほどもお話したように、綿花(コットン)の栽培にはたくさんの殺虫剤が必要です。綿花(コットン)の栽培用地は世界で2.4%ですが、全世界で消費される殺虫剤のうち16%が綿花(コットン)の栽培に使われているんです。

よしお兄さん:

もはや雨や大気中にも含まれていそうですね。

松永先生:

そうなんです。実際ブラジルでは雨から綿花(コットン)栽培に使用している殺虫剤の成分が検出されています。また、殺虫剤や農薬の使用を繰り返すと、土壌は作物を育てる力がなくなっていき、コットン栽培が継続できなってしまいます。そうなると、どんなことが起きる思いますか?

よしお兄さん:

新しい土地が必要になります。今度は森林伐採が進んでしまって、悪循環が生まれているということでしょうか?

松永先生:

おっしゃる通りです。これらの問題が重なり、気候変動へと繋がっていきます。次週のVol.5では環境についての後編、気候変動について学んでいきましょう!

よしお兄さん:

なんだか知らなかった事実がたくさんあって、未来が少し心配になってきました。ラッパオはどう?

  • ラッパオは知らなかったからこそ、今日からできることがいっぱいあると思っているパオ!

よしお兄さん:

そうだよね!僕も来週までにしっかり復習して、未来のためにできる行動を考えてきます!

PHOTOGRAPHER:KIM-JANG RYONG /
DESIGNER:DENBAK-FANO DESIGN
EDIT & WRITE:RIE HAYASHI & NARUMI SASAKI
(HAHA PROJECT)

KIDSROBE
アンバサダー

  • よしお兄さん

    (小林よしひさ さん)

    1981年、埼玉県生まれ。日本体育大学卒業。2005年~2019年NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」体操のお兄さんを歴代最長14年間務める。卒業後も得意な料理や運動能力を活かし、バラエティ番組、CM等で活躍。子供向けイベント、体操指導など活動の幅を広げる。YouTubeチャンネル「よしお兄さんとあそぼう!」も人気。「第10回イクメンオブザイヤー2020」芸能部門受賞

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