KIDSROBE BRIDGE

子ども服がつなぐ
ママパパたちの架け橋マガジン

04

よしお兄さんと学ぼう!

おさがりが地球に
やさしい理由

いま、地球に何が起きているの?
【後編】

今回も、前回のVol.4に続き、よしお兄さん・松永先生・ラッパオの3人と一緒に、地球の未来を考えていきたいと思います。 私たちが今着ているこのお洋服は、一体どこから来て、そして着なくなった服はどこへ行くのだろう? このまま大量生産・大量廃棄を続けていくと地球はどうなってしまうのだろう? そんな問いに対する答えを、そしてこれからすべきことを、一緒に探ってみましょう。よしお兄さんのサイン入りエコバッグプレゼントも応募受付中なので、最後まで読んでくださいね!

松永玲子

松永玲子さん

フォトグラファー
環境活動家

3歳の娘を育てながら、子どもたちの明るい未来のために、様々な環境活動に参加している。

みんなこんにちは!今回もよしお兄さんと松永先生の3人で「おさがりが地球にやさしい理由」を学んでいくパオ!ラッパオは知らなかったことを知るのが大好き!前回はちょっとショックな事実もあったけど、これからどう変えていこうか考えるとワクワクしてくるパオ!

ラッパオ

クローゼットに住んでいるちょっぴりシャイな服の妖精。
シャツのようなゾウのようなふしぎな姿で、みんなのお家を旅するのが大好き。
収納に着ていない服が増えると、シワシワになっていじけることも。

 加速する気候変動 

よしお兄さん:

前回、ファッション産業が環境へ及ぼす影響を知って、まだ前編だというのに「こんなに色んな問題があったのか!」と衝撃的でした。

松永先生:

知らなかったことを知ると、見える世界が変わってきますよね。今日は①環境の後編②人権③アニマルライツを学んでいきますよ〜!

ラッパオ:

よしお兄さん、松永先生、今日もよろしくパオーン!

よしお兄さん&松永先生:

ラッパオ、よろしくね!

松永先生:

環境の前編では「水の大量消費」「水質汚染」「コットン栽培における環境汚染」について勉強しましたね。まず今日は、これらの問題が重なり合った結果、どんなことが起こっているか、また、これから起こると予想されているのかをお話したいと思います。よしお兄さん、「気候変動」という言葉はきっと聞いたことがありますよね?

よしお兄さん:

はい。昨年頃からよく耳にします。温暖化や、それによって増えている自然災害とか…そういうことですよね?

松永先生:

そうです。ここ数年、100年に1回規模だと言われるような災害が頻発していますよね。この急激な気候の変化を引き起こす要因と考えられているのが、「温室効果ガスの増加」です。

よしお兄さん:

先生、その単語は知っているのですが、「温室効果ガス」って何なのでしょう?

松永先生:

地球を温める作用のあるガスのことです。大気中の二酸化炭素やメタンなどのガスは、太陽からの熱を地球に留めて、地表を暖める働きがあるんです。これらのガスをまとめて、温室効果ガスといいます。

よしお兄さん:

なるほど。つまり、温室効果ガスが増える→地球がどんどん温められて気温が上昇する→気候が変化して災害が起こっている、という流れなんですね。

  • なんで温室効果ガスが増えちゃったパオ??

松永先生:

それが前回の学びとも関わってくるの。例えば、二酸化炭素を吸ってくれていた森林をコットン栽培のためにどんどん開拓していけば、やがて森林は無くなっちゃうよね。そうすると、二酸化炭素、つまり温室効果ガスは吸収されないばかりか、それまで木が貯蔵してくれていた二酸化炭素まで大気中に放出されてしまうのよ。

よしお兄さん:

ファッション産業が生み出している温室効果ガスは、他にどんなものがあるのですか?

松永先生:

まだまだあるんです。前回のお話でも出てきた、ポリエステルなどの化学繊維。これらは石油由来の繊維です。その石油を採掘する過程や、洋服の輸出や輸入、そして不要になった洋服の焼却処分でも温室効果ガスは排出されます。その数は年間で12億トンと言われていて、航空業界と海上輸送を足したよりも多くの温室効果ガスを出しています。

よしお兄さん:

環境を破壊しながら洋服を作り、そして棄てているんですね。

松永先生:

悲しい現実ですが、そうなんです。私たちの生活が豊かになるほどに温室効果ガスは増え、地球の環境は悪化していきました。これはファッション産業にかかわらず、物を作る企業すべてに言えることですが、これからの時代は自分たちが作っているものがエコシステムにどう影響するかを見直し、責任ある生産方法を確立することが必須だと思います。

  • 地球はみんなのお家パオ!

松永先生:

ラッパオ、その通りだよね。でもこのままいくと地球に住めなくなる日が本当に来るかもしれないの。

よしお兄さん&ラッパオ:

えぇ〜〜〜!!!



 気温上昇を 
 1.5℃以内に抑えないと… 

松永先生:

2015年にパリ協定=気候変動を抑制するためにみんなで協力してやっていきましょう、という国際的な取り組みが生まれました。それは大雑把に話すと、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より低く、できれば1.5℃未満に抑えようという内容です。この目標達成のためにいつまでにどれだけ温室効果ガスを削減します!と世界各国が表明しています。

よしお兄さん:

2℃以内の上昇に抑えれば大丈夫なんですか?

松永先生:

決してそうではありません。IPCCという、国際的な専門家が地球温暖化について研究している政府間機構があります。そのIPCCが2018年に公表した「1.5℃度特別報告書」というものでは、1.5℃は死守すべきと書いてあるんです。ここで1.5℃上昇した世界を予測した画像を紹介しますね。

松永先生:

例えば、画像にある「珊瑚の消失」の何が問題かというと、珊瑚は海の熱帯林と呼ばれていて、二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出してくれています。でも、珊瑚が消失してしまうと、気候変動が加速したり、珊瑚を棲み家にしている海洋生物の過半数がいなくなってしまうわけです。

よしお兄さん:

本当に、全てが複合的に絡んでくる問題なんですね。

松永先生:

その通りです。すでにアジアでは気候難民と呼ばれる人々がいます。100年に1回規模の災害が多発し、世界で年間約2000万人の人々が、気候変動の影響によって住む場所を失っているんです。

よしお兄さん:

そんなに…。先程お話しにあった、パリ協定での世界各国の取り組みが達成されれば1.5℃以内に抑えることは可能なんですか?

松永先生:

いえ、それらを達成しても平均気温は3℃程度上昇してしまうと予測されているんです。これは10年、20年先に向けてゆっくり取り組んでいく問題ではなく、各国が削減目標を見直し、それに向けて今すぐに取り組まないと取り返しがつかなくなる問題です。

  • ラッパオは地球にいたいよ〜〜〜!!!



 安価な洋服には 
 理由がある 

よしお兄さん:

未来に向けてできるアクションは何だろう?と頭の中が目まぐるしいのですが、次の人権問題についても教えてください!

松永先生:

はい!どんどんいきましょう!よしお兄さん、最近は安くて素敵な洋服がどこでも手に入る時代になりましたね。

よしお兄さん:

確かに。昔はおしゃれするにはもっとお金が必要だった気がしますが、今はおしゃれで手頃な値段の洋服が簡単に手に入ります。

松永先生:

では一緒に考えてみましょう。こんなに素敵な洋服が、どうしてこんなに安いのでしょうか?

よしお兄さん:

作ってくれている人が正当な賃金を手にしていないかもしれない…?

松永先生:

その通りです。すべての、とは言いませんが、安価な洋服の影には最低賃金やそれ以下で働く人たちが多数存在しています。労働環境も悪く、トイレに行く回数が制限されていたり、複雑な構造の建物なのに入口が一つ、窓には鉄格子がついていて災害時のことなどまるで考えられていなかったり…。また、本来学校で学ぶべき年齢の子どもたちが無償に近い金額、または無償で働かされている問題もあります。

よしお兄さん:

まさに人権を無視した労働環境・条件ですね。

松永先生:

はい。また、インドでは綿花栽培農家の人が30分に1人自殺をしているとの報告があります。虫や病気に強い、遺伝子組み換えをした綿花の種は高額で、借金をして購入します。それに加え農薬・殺虫剤代、そして土壌汚染による収穫の減少が重なるとあっという間に借金が返せなくなってしまうんです。この16年間で25万人もの人が自殺で亡くなりました。

ラッパオ:

とても悲しい話パオ…。

松永先生:

そして健康被害も深刻です。インドの綿花栽培農家の人は平均寿命が35歳です。これは単に農薬・殺虫剤による環境の影響だけではありません。幼い頃から働かされ、教育を受けることができなかった彼らは識字率が低く、薬剤に書かれた注意書きが読めません。その結果、間違った使い方をしてしまい、若くして命を落とすケースに繋がっています。

よしお兄さん:

教育を受けることができないと低賃金に直結しやすく、搾取のループが生まれてしまうんですね。



「動物たちの権利」
 について 

松永先生:

少し苦しい話が続きます。今度は私たちが着る洋服のために利用される動物たちについてです。

よしお兄さん:

聞くのはこわいけど、自分たちが使っているもののルーツを知ることは、とっても大事パオ。

松永先生:

よしお兄さん、セーターに使われているウール素材はどうやって手に入れるかご存知ですか?

よしお兄さん:

羊や山羊から取って…?

松永先生:

そうですね。でもその取り方を知っている人は少数です。動物たちは毛刈り専用の台に拘束され、身体を乱暴に掴まれ毛を刈られます。毛を刈る際に負った傷は、痛み止めもなく縫い合わされます。ダウンに使われている水鳥の毛はむしり取られ、毛皮になる動物の皮は生きたまま剥がされます。

よしお兄さん:

あまりにも残酷ですね。

松永先生:

人間が身にまとうものだけの為に、動物をこんな風に利用すべきではないと強く思います。最近では動物の権利を守り、レザーフリー/ファーフリーを掲げるブランドも増えてきました。アニマルライツとは、動物は人間から搾取されたり残虐な扱いを受けることなく、生まれ持った性質に従って生きる権利がある、というという考え方です。

ラッパオ:

どんな命も同等に、生きる権利があるパオ!

松永先生:

これにて①環境②人権③アニマルライツの全てを学び終えました!前編に続いて、後編もハードな内容でしたよね。聞いてみてどうでしたか?

よしお兄さん:

かなりショッキングな内容だったのですが…やはり知ることができてよかったと思っています。今まで自分なりに取り組んでいたこともあったのですが、まだまだ足りないと実感しました。今回受けたこの衝撃が、きっと次のアクションに繋がっていく。みんなと一緒に何ができるか、さらに考えていきたいです。

松永先生:

一緒に考えていきましょう!次週は「わたしたちにできること編」です!

  • ラッパオ地球のためにがんばるパオ〜!

PHOTOGRAPHER:KIM-JANG RYONG /
DESIGNER:DENBAK-FANO DESIGN
EDIT & WRITE:RIE HAYASHI & NARUMI SASAKI
(HAHA PROJECT)

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アンバサダー

  • よしお兄さん

    (小林よしひさ さん)

    1981年、埼玉県生まれ。日本体育大学卒業。2005年~2019年NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」体操のお兄さんを歴代最長14年間務める。卒業後も得意な料理や運動能力を活かし、バラエティ番組、CM等で活躍。子供向けイベント、体操指導など活動の幅を広げる。YouTubeチャンネル「よしお兄さんとあそぼう!」も人気。「第10回イクメンオブザイヤー2020」芸能部門受賞

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